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劇場版3作目にしてTVスペシャル「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」の続編。
前作で登場した暗黒星団帝国の魔の手が地球の主要部を侵略。
打ち込まれた重核子爆弾を無力化するため、ヤマトは暗黒星団帝国の母星へと発進する。
冒頭から大挙侵略されてえらいことになっているが、全体的に脚本のアラが目立っていただけない。
そもそも重核子爆弾を送りつける過程で、途中の惑星にある地球連邦の基地を攻撃一発で無力化できてるんだから、それを地球でも使わないのはなぜか。
母星(デザリアム星)の生成物が波動エネルギーに極端に弱いので、ヤマト恐れ、その所在を聞き出すために使わなかった…というなら、偽装内部にある構造物が「新波動砲も効かない」などという設定はどうにも矛盾を感じざるを得ない。
そんな技術がありながら途上にある浮遊要塞はその波動エネルギーに対する弱点をそのままにしてあるし、暗黒星団帝国は戦略がなってない!
古代守とスターシャの子供、サーシャに至っては生まれて一年という設定なのにいきなり大きくなって登場…。
イスカンダルの血が半分だから云々…うーむw
しかもサーシャが死なないといけない展開であるとか、殺しておいて幻で幸せそうにスターシャの下に行くとか…釈然としないなあ。
などと突っ込みどころ満載…というか、脚本が話の都合に合わせた後付設定が過ぎるように見えるんだよね。
尺も2時間半近くと長めなのだけど、話がそういう風であるのであまり楽しめなかった。
画面がビスタサイズで始まり、途中でシネスコに切り替わるという試みは面白いとは思うけれど、それだけでは…ねえ。
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