Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」の劇場版第２弾。
日本中の買い占めに走る「ハゲタカ」から日本を護るべく、悪の秘密結社 鷹の爪団が再び立ち上がる。

ここまでの数年間に積み重ねた「鷹の爪」の世界観（＝FROGMANの作風）が有ってのことなんだろうけど、アニメ表現が高度化するのとは正反対の表現で、見事に娯楽作品として楽しませてくれるセンスは見事。
ナンセンスでベタなボケとツッコミや、数々のパロディが小気味良いし、前作よりパワーアップしたネタも上手かった。
前作からの延長であるバジェットゲージの使い方はさらにエスカレートしていたし、もはや「鷹の爪」以外の作品では模倣のしようもないギャグばかり。
それでいてバカ一辺倒でもなく、（少々臭いけども）筋道を通した良い話を用意しているあたりはFROGMANらしくて良い感じ。
まあ、多少説教臭い感じがしなくもなかったけど、間違ったことは言っていないと思うので悪い感じはしない。

しかし手を変え品を変え仕掛けてくるネタの数々には参った。
正直この作風で90分という上映時間はちょっと長いと思えるところもあったけど、久しぶりに劇場で声を上げて笑えたのは良かったですｗ
未だにマニアックな部類に入る作品ではあるけど、こんなに笑って楽しめる作品は色んな人にも知ってもらいたいものですね。

同時上映は「古墳ギャルのコフィー 〜12人と怒れる古墳たち〜」。

---